SCORE CARDBACK NUMBER
春夏連覇を狙う興南、
島袋は松坂になれるか。
text by
![小関順二](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/e/1/-/img_e1a75413e801f97947189069cf5bac0516569.jpg)
小関順二Junji Koseki
photograph byTamon Matsuzono
posted2010/08/02 06:00
![春夏連覇を狙う興南、島袋は松坂になれるか。<Number Web> photograph by Tamon Matsuzono](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/1/a/350/img_1ace88b6b1156f0e03d55ee3109ba528267924.jpg)
興南の島袋は沖縄大会決勝の糸満戦で10三振を奪う力投を見せ、3安打1失点で完投した
全国に先駆け、夏の甲子園大会出場を決めた、沖縄・興南高校。チームの大黒柱は選抜優勝投手の左腕・島袋洋奨で、今夏の沖縄大会は全6試合中4試合に登板して、4勝0敗、防御率0.58という圧倒的な成績を収めた。
興南・島袋が狙うのは史上6校目となる春夏連覇。この偉業を直近で成し遂げたのが'98年の横浜・松坂大輔である。松坂の'98年夏の東神奈川大会と、島袋の沖縄大会の歩みはよく似ている。
地方大会6試合中、9回完投したのが2試合(うち完封1試合)、先発して5回を投げたのが1試合、リリーフしたのが1試合、そして登板しなかったのが2試合である。これほどプロセスが似ていると、'98年の横浜・松坂のように、興南も絶対的なエース一人の力で頂点まで突っ走るつもりかと、早合点したくなる。
![](https://number.ismcdn.jp/common/images/common/blank.gif)