スポーツ・インサイドアウトBACK NUMBER
渋いメンバーと小粒の大会。
~WBC各国代表の陣容に思う~
text by
芝山幹郎Mikio Shibayama
photograph byREUTERS/AFLO
posted2013/01/28 10:30
世界一の野球大会であることは間違いないのだが……(写真は前回のアメリカ代表)。
侮りがたい戦力を擁するヴェネズエラが台風の目か?
とまあそんなわけで、第3回のWBCも粒の小さい大会になりそうな気がする。
順調に行けば、プールAとプールBからは日本と韓国、プールCとプールDからはアメリカとドミニカが準決勝に進出するのだろうが、前回同様、ドミニカの代わりにヴェネズエラが出てくる可能性は十分に考えられる。
打線の軸にミゲル・カブレラ(タイガース)やパブロ・サンドバル(ジャイアンツ)が坐り、投手陣にフェリックス・ヘルナンデス(マリナーズ)とアニバル・サンチェス(タイガース)を擁する陣容はなかなか侮りがたい。
サンフランシスコでの決勝はまだ肌寒いだろうが、調整不十分にくじけぬ熱戦を期待したいものだ。