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目標としてきたブラジルを倒せるか?
眞鍋ジャパン、準決勝の勝機を探る。 

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米虫紀子

米虫紀子Noriko Yonemushi

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photograph byKaoru Watanabe/JMPA

posted2012/08/09 13:00

目標としてきたブラジルを倒せるか?眞鍋ジャパン、準決勝の勝機を探る。<Number Web> photograph by Kaoru Watanabe/JMPA

1984年ロサンゼルス五輪の銅メダル以来となる、28年ぶりのメダル獲得に挑む眞鍋監督。

 8月7日の準々決勝で世界ランキング3位の中国に勝利し、24年ぶりのベスト4進出を果たした日本(世界ランキング5位)。メダルをかけた9日の準決勝では、世界ランキング2位のブラジルに挑む。

「このチームはほんとにブラジルを目標にしてやってきましたから、ここで対戦できるというのは幸せです」

 準決勝の相手がブラジルに決まった直後、大久保茂和コーチは言った。

 北京五輪女王のブラジルは、眞鍋ジャパンが指標としてきたチームだ。特に攻撃面。日本の選手たちはよく、「コート上の4人のスパイカーがシンクロして、すばやく同時に攻撃を仕掛けなきゃいけない」と口にする。それはもともとブラジル代表を手本として、日本が磨いてきたものだったのだ。

眞鍋ジャパン発足以来、ずっとブラジルを手本に成長してきた。

 2008年12月の眞鍋政義監督就任以降、日本はブラジルと戦うことで自分たちの力をはかり、ステップアップしてきたようなところがある。

 '10年の夏にはブラジル遠征を行い、それまで歯が立たなかった女王を徹底研究。そして直後のワールドグランプリファイナルラウンドで、フルセットの末、そのブラジルを破った。それまで雲の上の存在だった女王を破ったことは選手にとって大きな自信となり、同年11月の世界選手権での快進撃につながった。

 その世界選手権でも、日本は準決勝でブラジルと対戦している。その時は、日本は2セットを先取し追いつめたが、3セットを連取されて逆転負けを喫した。女王の底力を見せつけられた形だが、三大大会(オリンピック、世界選手権、ワールドカップ)のメダルのかかる場で僅差の勝負ができたことは手応えとなって残り、翌日の3位決定戦でアメリカに勝利して、32年ぶりのメダルを獲得した。

【次ページ】 昨年のW杯で、29年ぶりに三大大会でブラジルに勝利!

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