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一番時計でテストを終えたロータス。
ライコネンの完全復活はあるのか?
text by
尾張正博Masahiro Owari
photograph byGetty Images
posted2012/03/09 10:30
バルセロナのカタロニア・サーキット。3月上旬の最終テストでロータスのニューマシン「E20」を走らせるキミ・ライコネン。フェラーリやケータハムらのマシン同様、ノーズが高い位置にあり、途中に段差がついているマシンとなった。
往事を彷彿する快走で不安説を一蹴したライコネン。
テストというのは燃料搭載量も異なれば、タイヤも違う。さらにチームごとにプログラムも分かれているので、タイムだけでそのマシンの本当の速さを推し量るのは難しい。
また、バルセロナのテスト最終日は、チャンピオンのベッテルがマシントラブルで23周しか走ることができなかったことも考慮に入れなければならない。
しかし、2年前にシューマッハが復帰した直後のウインターテストでは一度もトップタイムをマークできなかったのに対して、ライコネンは2度も最上位に名前を連ねたことに、周囲が驚きを隠せないのも事実である。
冬のテストは終わった。オーストラリア・メルボルンで、ロータスとライコネンがどんな走りを披露するのか。
3月16日、F1はいよいよ開幕の時を迎える。