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節電の影響で“超高速”の
戦いとなる今年の8耐。
~7・31の鈴鹿を制するのは誰だ?~
text by
河野正士Tadashi Kohno
photograph byMasahiro Seya
posted2011/07/29 06:00
テストで好調をアピールした伊藤真一。心強いパートナーを得て4度目の8耐制覇を狙う
7月31日、第34回鈴鹿8時間耐久ロードレース、通称「8耐」が開催される。モータースポーツ好きにとって“夏の風物詩”とも言えるレースだが、今年は、その様子がいつもと少し違う。
東日本大震災の復興にともなう節電への配慮から、今大会に限り、決勝レースのスタート時刻を例年より1時間早い10時30分とし、ゴール時間も18時30分へと早められる。その結果、夜間走行が行なわれないのだ。
夕闇に列をなして揺れるヘッドライトと排気音は「8耐」の象徴。それが見られないのはファンとして寂しい気もするが、夜間走行がない今年の8耐だからこそのレース展開も予想されている。それは、これまで以上の超高速耐久だ。