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「モウリーニョ2世」が挑む
チェルシーという難関。
~ビラスボアス、長期政権への課題~ 

text by

山中忍

山中忍Shinobu Yamanaka

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photograph byMutsu Kawamori

posted2011/07/12 06:00

「モウリーニョ2世」が挑むチェルシーという難関。~ビラスボアス、長期政権への課題~<Number Web> photograph by Mutsu Kawamori

ポルトで昨季リーグとカップを制し、EL優勝で締めくくった

 昨季を無冠で終えたチェルシーには、この夏、大型補強が見込まれている。6月22日、第一弾として、アンドレ・ビラスボアスが“獲得”された。新進気鋭の若手監督を引き抜くため、ポルトに払った違約金は約18億円。指揮官としては世界最高の移籍金だ。

 イングランドの各紙は、『ようこそチェルシーへ』の見出しでビラスボアスを迎えた。もっとも、これは多分に皮肉である。母国ポルトガルでは、同邦の名将、ジョゼ・モウリーニョの2世と呼ばれる逸材も、過去7年間で「元祖」を含む監督6名が離職した新任地で、短命に終わるという見方が強いのだ。

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