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イランとの「個」の勝負で日本の真価が試される。 

text by

永井洋一

永井洋一Yoichi Nagai

PROFILE

photograph byTsutomu Kishimoto

posted2004/12/28 00:00

イランとの「個」の勝負で日本の真価が試される。<Number Web> photograph by Tsutomu Kishimoto

 チーム全体がコンパクトにまとまり、前線から積極的な守備をし、奪ったボールは手数をかけずに早めに前線に送る。選手は「約束事」を忠実に守り、全員がよく動き、チーム全体に勢いがある。格上の相手にも「自分たちのサッカー」を貫き、試合展開はスピーディーである。オマーン、バーレーン、ヨルダンら、アジアで急成長したチームの姿だ。彼らの動きを見ると、一昔前の日本代表を思い出す。「約束事」という心強い「拠り所」に支えられ、選手はチャレンジ精神の下、迷いなく無我夢中で戦い、強豪にも善戦して周囲を驚かせた。しかし、あるレベルまで達すると「個の限界」をつきつけられ、ワンランクアップを求められた。

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