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日本文理の快進撃と
“菊池効果”に沸いた夏。
text by
小関順二Junji Koseki
photograph byHideki Sugiyama
posted2009/09/03 06:00
両チーム合計31安打と今大会を象徴するような打撃戦となった決勝は中京大中京が制した
第91回全国高校野球選手権大会は、新潟県勢初の決勝進出を果たした日本文理を中京大中京が10対9で下し、43年ぶりの優勝を果たした。
中京大中京の勝因を1つ挙げろと言われたら、迷わず強力打線と答える。
準決勝では3番・河合完治が本塁打1本、三塁打2本を放つ大活躍で花巻東投手陣を粉砕。さらに決勝の日本文理戦では4番・堂林翔太が先制2ランを含む3安打の猛打賞でチームを引っ張り、優勝の原動力になった。
惜しくも準優勝に終わった日本文理の戦いぶりもみごとだった。第1回大会から昨年の第90回大会までの新潟勢の成績は16勝48敗、勝率・250。これは49地区の最下位である。