NumberEYESBACK NUMBER

闘う選手会長・古田敦也を支えた将棋的思考法。 

text by

Number編集部

Number編集部Sports Graphic Number

PROFILE

posted2004/12/16 00:00

 プロ野球選手会会長の古田敦也選手が、日本将棋連盟から三段免状を贈呈されたのは既報のとおり。古田は'95年に初段の免状を受けており、その腕前は確かなもの。棋力の向上もさることながら、球界の難局にあたってリーダーシップを発揮し、なおかつグラウンドでも好成績を残したベテランへ、慰労の意味も込めての“飛び級昇段”となった。

 「最近、あまり将棋の勉強してないんですよ。僕が三段なんていただいていいんですかねえ……」

 とまどい気味の古田ではあったが、免状の贈呈式では、将棋連盟会長・中原誠永世十段の指導対局を受け、堂々と“藤井システム”の駒組みを披露。「最新型をちゃんと勉強しておられます。おかしな手は全くなかった」と、永世十段からお墨付きをもらった。ちなみに“藤井システム”とは、藤井猛九段が考案した革命的な戦法で、並みの棋力では指しこなせないシロモノである。

こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。

残り: 985文字

NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく
NumberWeb内のすべての有料記事をお読みいただけます。

#古田敦也

プロ野球の前後の記事

ページトップ