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【動画】「トラックに骨をうずめたい」塩尻和也と松枝博輝が語った箱根駅伝、失意の五輪と「凄すぎ」三浦龍司、そして“意外な(?)私生活”《順大→富士通の先輩・後輩対談》
好評連載企画「Run Deep Talk」では、ありそうでなかった2人の対談を実施。大学時代の思い出、オリンピックを経験した上で考える世界との距離感、マラソンを含めた陸上競技への今後取り組み方に加えて、2人の私生活についてもじっくりと話を聞いてみました。《サイン入りチェキのプレゼントも。応募はこちらから》
スタジオの椅子に座ると、「ちょっと緊張している」という松枝選手。まずは「Run Deep Talk」恒例の25問の質問に◯✕札を使って答えてもらうコーナーから始まりましたが、考えているうちに緊張はほぐれてきたようです。
この対談シリーズで通して全員に聞いている、1問目の「走ることが好き」の質問には、塩尻選手は✕をあげました。その理由を「記録を更新していくのが陸上の醍醐味だと考えているけど、走ることそのものについてはあまり好きではなくて」と説明します。
対する松枝選手は、以前は勝つ、タイムを更新することに重きをおいていて、走ることが好きではなかったといいます。しかし「ここ数年結果が良くなくて、勝負やタイムにこだわりすぎていたなと。もっと走ることを好きになってみようと思ったら、楽しくなってきました」との答え。冒頭から2人の深い思考を裏付ける言葉が聞けました。
2人が「走ってみたかった」箱根駅伝の区間は…
2人は順天堂大学時代、それぞれ4年連続で箱根駅伝を走っています。「小さい頃から箱根駅伝にあこがれていた」の質問には「YES」をあげた2人ですが、その思いはそれぞれでした。

順天堂大学時代、松枝選手は箱根駅伝で3区、8区、5区、3区と走り、塩尻選手は4年連続2区を走りました。特に塩尻選手が4年生の時は1時間6分45秒と、当時日本人最高記録だった三代直樹さんの記録を1秒更新。2区への感想と他に走ってみたかった区間を聞いて返ってきた「意外な答え」とは?
そして4年時に低迷期のキャプテンだった松枝選手は、「とにかく順大を勝たせたかった」そうで、なんと「もし勝たせられるならマネージャーでもよかった」と驚きの発言。「箱根駅伝優勝」を目指してチーム一丸となって取り組み、総合6位でシード権を獲得しました。ルーキーだった塩尻選手も、5月の関東インカレで松枝キャプテンの覚悟を感じ取ったと話します。しかし、その際の塩尻選手の発言で松枝選手が椅子から落ちそうになる場面が! ぜひ動画でご覧ください。
松枝が「悔しかった」世界の大舞台
塩尻選手は大学2年の時にリオデジャネイロオリンピックに3000m障害で出場し、松枝選手は2021年の東京オリンピックに5000mで出場しています。限られた選手しか辿りつけない世界の舞台を知る2人ですが、ともにオリンピックを「忘れられない悔しいレース」にあげました。
松枝選手はオリンピックの舞台で惨敗し、世界との差を痛感。塩尻選手は追加招集という異例の形で出場が決まり、「半分は自分の力でなかった」という舞台で自分らしい走りができませんでしたが「ターニングポイントになった」と語ってくれました。その理由とは…。

マラソンやる、やらない?
長距離を走っている選手なら、「いつかはマラソンを」という思いを抱く選手が非常に多い印象。しかし、今回「将来的にマラソンを視野に入れている」という質問に、松枝選手は「YES」でしたが、塩尻選手は「NO」でした。
塩尻選手の口から「トラックに骨をうずめたい」というパワーワードも飛び出す中、2人が語ったマラソンへの考えは、それぞれ非常に興味深いもの。ただ、チームメートに日本記録保持者の鈴木健吾、中村匠吾、浦野雄平らがいて、日本トップクラスのレベルでマラソンに取り組んでいるのを見ていると、「軽々しくマラソンをやると言えない」と口をそろえます。陸上ファンとしては、ぜひ見てみたいと感じてしまいます。

私生活に関する質問では、松枝選手が私服に関するこだわりを披露。対して塩尻選手は「推し」の話で松枝選手の同級生であり、アニメ好きとして知られる稲田翔威選手(コモディイイダ)の名前も上げつつ、偏愛の対象について語ってくれました。
動画ではほかにも、以下のようなことを話しています。
- 2人が順天堂大を選んだ理由
- 塩尻が「無味無臭を目指している」ものとは?
- ランニングフォームが「きれいだ」と思わない理由
- ゾーンに入った試合とは
- 順大の後輩・三浦龍司のすごさ
- 「3000m障害への未練はある」塩尻選手の本音
- みんなでお酒を飲んだ時は…
- 指導者への思い、後進への思い
普段から寮でも良く話すという松枝選手と塩尻選手。それぞれのキャラの違いも楽しめる対談となりました。たっぷり68分の動画となりました。ぜひご覧ください。
対談後にお互いを撮影したものと2ショットをセットにしたサイン入りチェキもNumberPREMIER会員にプレゼントします。こちらのページからご応募ください。(収録:2025年7月30日)
《こちらの動画を視聴するには「NumberPREMIER」会員になる必要があります。配信画面はログインするとページ上部に表示されます》

◆出演者プロフィール
松枝博輝 Hiroki Matsueda
1993年生まれ、神奈川県南足柄市出身。相洋高校から順天堂大学に進み、4年時はキャプテンを務めた。富士通入社後の2017年、2019年には日本選手権5000m優勝、2021年には東京五輪5000m代表として出場するなどトラックを主戦場として活躍。
塩尻和也 Kazuya Shiojiri
1996年生まれ、群馬県伊勢崎市出身。伊勢崎清明高校3年時にインターハイ3000mSC優勝。順天堂大学2年時にリオデジャネイロ五輪3000mSC日本代表。富士通入社後もトラックで活躍し、2023年12月に日本選手権10000mで27分09秒80の日本新記録で優勝した。
プラン紹介
「雑誌+年額プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
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