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【動画】「すごくピリピリして」PG宮崎早織がENEOSで学んだ勝者のメンタリティ…吉田亜沙美、宮澤夕貴らの「覚悟は圧倒的」「私は本当に幸せでした」《インタビュー後編》

 気になるバスケットボールチームの強さの秘密やカルチャーにフォーカスしていく動画インタビューシリーズ「Basketball Boice」。今回登場するのはWリーグ・ENEOSサンフラワーズの宮崎早織選手だ。シーズン前に今季限りでの現役引退を発表し、ラストシーズンに臨んだキャリア集大成。1月の皇后杯では「イメージしていた」という優勝を成し遂げ、有終の美を飾った。今回はENEOS一筋12年間を貫いた現役生活や引退を決めた理由、さらにこれからの夢について前後編で語ってもらった。
 NumberPREMIERではWリーグを徹底解剖。すでに公開しているチームメイトの田中こころ選手の動画インタビュー、宮崎選手の前編も併せてご覧ください。

 トップアスリートといえども、いやトップアスリートだからこそ、キャリアの幕引きを誰もが自ら選択できるというわけではない。しかし、宮崎はこれ以上ない最高の幕引きを自ら選んだ。

 30歳という年齢、ENEOSでの12年間のパフォーマンス、そして今季が一番良かったと断言する絶頂期での引退。彼女は自分の意志で〝1つのプロジェクト〟を完成させた。

 主体的にふるまう姿勢の背後には、Wリーグ11連覇の黄金期を築いたENEOSでの12年間、逃げ場のない緊張感に身を起き続けたことで培われた勝者の哲学が存在している。

Kiichi Matsumoto
Kiichi Matsumoto

 2014年の入部当初、彼女に強い衝撃を与えたのは、できないと置いていかれるというチーム内での競争だ。Wリーグで11連覇したENEOSには渡嘉敷来夢(現アイシン)や吉田亜沙美(現三菱電機)、岡本彩也花(現アイシン)、宮澤夕貴(現富士通)らそうそうたる顔ぶれが揃っていた。

「空気感がすごくピリピリしていましたね。勝つチームの練習に対する集中力にはすごいものがありましたし、時間を無駄なく使っている。コート上でできている人とできていない人が一目瞭然になり、それを全員に見られている。できないと怒られるし、最初の頃はそれがきつかったですね」

 なかでもリオ五輪の主将も務めた吉田や岡本、宮澤らが放つオーラ、そして集中力は圧倒的だったと振り返る。ほかの誰でもなく、「私がこの勝負を決める」という覚悟や、負けている局面でもブレない勝利への執念。いわゆる「勝者のメンタリティ」は、宮崎の司令塔としての基盤も形成したといって過言ではない。

「誰もができない経験をさせてもらいました。私は本当に幸せでした」

 そんな彼女はこの春、第一線から退いたが、コートから去っても挑戦は続きそうだ。

「日本の女子のスポーツ界って閉塞的というか、『稼ぐことは悪』『結婚や出産はキャリアの終わり』という風潮があります。セカンドキャリアが課題にされていますが、いろいろな選択があることを示したいですね」

 人生の選択権は誰にも譲らない。彼女はこれからどんな景色を作り上げていくか、とても楽しみだ。

Tadashi Hosoda
Tadashi Hosoda

指導者という既定のレールには乗らず、、、次は?

 動画では以下のようなトピックについても語っています。

  • ENEOSで学んだ勝者のメンタリティ
  • 「私が勝負を決める」という岡本彩也花、吉田亜沙美、宮澤夕貴らが持つオーラ
  • まさか自分が在籍するタイミングで世代交代があるとは
  • 毎日の「瞑想」で目標達成をイメージしていた
  • 女性アスリートの選択肢を増やすために
  • 指導者という既定のレールには乗らずに「次は…」
  • アスリートの価値を高める架け橋になりたい
  • 宮崎のマイ・ベストゲームは?

 二十数年間のバスケ人生、そして引退を決断するに至った経緯や気持ちなどを率直に語ってくれた宮崎選手の渾身のインタビューをぜひご覧ください。

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photograph by Tadashi Hosoda

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