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【動画】「ここが一番バスケの面白いときだよ」チーム最古参ザック・バランスキーが語る常勝カルチャーと“心構え”「バスケが人生の全てではないから」《アルバルク東京特集③》

Bリーグの魅力と現在地、そして伸びしろを深掘りする連載「Basketball Boice」。第2回アルバルク東京編の第3弾はチーム一筋9年目のザック・バランスキー選手です。第1弾は安藤周人選手第2弾は大倉颯太選手、今回のバランスキー選手に続き、近日中に林邦彦社長の動画も配信予定です。

 アルバルク東京のザック・バランスキー選手は、クラブの前身にあたる実業団チーム「トヨタ自動車アルバルク東京」時代からリーグ連覇、現在に至るまでを知る唯一の選手であり、昨季から2季連続でキャプテンを務めるチームの大黒柱です。

 在籍年数はチーム最長の9シーズン目(実業団から数えると11シーズン目)。かつての仲間たちはそれぞれのチャレンジのためにチームを離れ、彼自身も何度か移籍を考えたことがあるそうですが、なぜチームに残り続けたのでしょうか。

「アルバルクには常にチャンスがあるし、クラブもずっと自分を必要としてくれている感じはある。そういうところでプレーしたいと思っているうちに、気づいたら一番長く、同じチームでやらせていただいていました」

 トヨタ自動車という大きな母体を持ち、Bリーグ開幕以来常に強豪として取り沙汰されるクラブに在籍することは、大きなプレッシャーと戦うこととイコールなのではないか。実際、2021-22シーズンにA東京に加入した今回の特集で話を聞いた安藤周人選手は、移籍当初は「勝ち続けなければいけないというプレッシャーがすごく大きかった」と話していました。

Tomosuke Imai
Tomosuke Imai

 しかし、バランスキー選手はこれを否定しました。

「このチームは常に優勝を争っていなければいけないのは間違いないですし、結果は別として毎年その実力はあると思います。でもプレッシャーは感じていません」

 これは長年のキャリアを経て備わったマインドというより、生来の性格によるものだと自己分析してくれました。

プレッシャーを楽しさに変えて

 勝てる日もあれば負ける日もある。バスケットボールは大切な仕事だけど、人生のすべてではない。だからこそバスケットボールは楽しいし、プレーしている時間がかけがえのないものになっていくーー。

 そんなバランスキー選手の考え方は、キャプテンとしてのあり方にも色濃く反映されています。選手一人ひとりがそれぞれにリーダーシップを発揮できる雰囲気を作ること。日本人選手と外国籍選手のコミュニケーションの橋渡しを担うこと。そして「勝たなければいけない」というプレッシャーを、難しいことにチャレンジする楽しさに変換すること。

「みんな好きでバスケを始めたんだと思うし、『好き』『楽しい』という気持ちが出ているときに一番いいプレーができたりする。大事な試合の前や、接戦の試合中に『ここが一番バスケの面白いときだよね』みたいなことは言ったりしています」

Tomosuke Imai
Tomosuke Imai

 動画ではほかにも以下のような話題について語っています。

  • 11年前、アルバルクに加入した理由
  • 「一番の理解者」である妻・愛子さんへの思い
  • 多様なバックグラウンドを持つ選手を「ひとつ」にするためにしていること
  • 実業団からプロへ「日本のバスケは変わった?」
  • 入団時から変わらない“アルバルクカルチャー”とは
  • バスケットボール選手でなくなったときの理想の自分


 今秋にホームアリーナ『TOYOTA ARENA TOKYO』がオープンし、クラブは新たなフェーズに突入します。20年後、30年後につながっていくクラブの文化の礎を作る“キャプテン・ザック”と仲間たちの歩みがいっそう楽しみになる約30分の動画インタビューです。(4月2日取材)

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photograph by Tomosuke Imai

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