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【動画】「テーブス海が不在の時に…」SG安藤周人30歳が明かす今季の「寝付けない日々」、そして“菊地先輩”からのアドバイスとは?《アルバルク東京特集①》

 Bリーグの魅力と現在地、そして伸びしろを深掘りする連載「Basketball Boice」。注目チームごとにフォーカスをしていきますが、特集2回目で取り上げるのはアルバルク東京です。その動画インタビュー第1弾は名古屋ダイヤモンドドルフィンズから移籍加入し、4季目を迎える安藤周人選手です。
 近日中に大倉颯太選手、ザック・バランスキー選手、そして林邦彦社長の動画インタビューも配信予定です。

「勝ってももやっとするというか、素直に喜べない自分がいました」

 2021-22シーズンに名古屋ダイヤモンドドルフィンズからアルバルク東京に加入した安藤周人選手は、今シーズン、ひそかにもがいていました。

 シーズン当初から持ち味である3ポイントシュートの調子が上がらず、目指すプレースタイルが形にならない。順調に勝ち星を重ねるチームと自分の状況に大きな乖離を感じる日々が続き、エースガードのテーブス海選手が戦列を離れるなどして5連敗を喫した12月、1月にそれはピークに達しました。

「自分がどうしたらいいのか、どうやってチームの助けになればいいのかが本当にわからなくなってしまって」

Tomosuke Imai
Tomosuke Imai

 そんな安藤選手をすくいあげたのは、チーム最年長の菊地祥平選手でした。本音を打ち明けた菊地選手からのアドバイスはシンプルなものではありましたが、忘れていたものを思い出させる大切な言葉だったと安藤選手はインタビューで振り返ります。

 シーズン終盤現在の安藤選手は、コート内で大きな声や身振り手振り、豊かな表情を駆使して思いを仲間たちに伝え、その場をぎゅっと引き締める存在です。しかし、菊地選手と話をするまではそうではありませんでした。

「年明けくらいまでは調子が悪いこともあって自分のことばかり考えていたけど、まわりを見るようになってから少しずつ調子が戻ってきた。やっぱり自分のことばかり考えていたらダメなんだなって、改めて感じましたね」

「声を出すことが自分の性に合っている」

 筆者が安藤選手を取材し始めたのは彼が青山学院大の1年生のとき。おおらかで素直であるがゆえに、様々な外圧をダイレクトに受け取ってしまう繊細な選手でした。年齢を重ねると、今度は自分に向けた強すぎる矢印に苦しんだとのこと。そんな安藤選手にとって周囲を見て声をかけるという行為は、自身の視野を広げ、かかりすぎたプレッシャーを解放するという効果があるものなのかもしれません。

「正直、自分のことを棚に上げてまわりに強く言っているときもありますし、逆にふざけているときもあります(笑)。でも、そういうところも含めて、声を出すことが自分の性に合っているのかな。声を出したほうが肩の力が抜けますし、リラックスしたほうがいい状態で試合に入れますし」

 ベテランと若手をつなぐ30歳という年齢。柔らかく明るいキャラクター。安藤選手が発揮するリーダーシップはチームに良い風を運んでいます。

Tomosuke Imai
Tomosuke Imai

 動画ではほかにも以下のような話題について語っています。

  • レギュラーシーズンここまでのチームの歩み
  • 若き主力、テーブス選手と小酒部泰暉選手に思うこと
  • シックスマンとしてプレーして得た学び
  • 不調だったシュートタッチを取り戻すために何をしていたか
  • 自らのプレーにフォーカスするためのマインドセット
  • ファイティングイーグルス名古屋戦でテーブス選手、小酒部選手と再確認した自分たちの強み


 安藤選手の人柄や率直な胸の内がたっぷりと詰まった約30分の動画インタビュー、ぜひご覧ください。(4月2日取材)

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photograph by Tomosuke Imai

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