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【Podcast】「悩んで、頭をフル回転させながら眠ることが…」柔道家・高市未来が語る「引退」で“変わったこと”と“変わらなかったこと”《ロングインタビュー》

2025/02/07
柔道女子63kg級で3大会連続オリンピックに出場した高市
3度オリンピックの大舞台を踏み、引退した柔道家・高市未来。柔道関係者だけでなく、取材をする記者たちも例外的に惹きつけたアスリートの魅力について、先月公開したNumberPREMIERオリジナルのノンフィクション記事<#1(無料公開中)、#2#3>で深掘りをしました。そのベースになった12月のロングインタビューを特別にポッドキャストでも公開します。涙を流し、這い上がり、そして愛されたアスリートの人間性が詰まった約40分です。

「悩んで、頭をフル回転させながら眠ることがなくなりました。(現役時代は)寝てる時も『どうしたら調子よくなるかな』とか、『どうしたらこの技がかかるようになるかな』って考えてしまっていたので。試合が近づけば近づくほど、ここで勝てなかったらどうしようとか、ここでこういう風に失敗したらどうしようとかっていうことを常々考えていたんです。でも、引退してそれが一切なくなりました」

 高市未来さんは現役時代とコーチになった今の「変化」について、こんなふうに語ります。オリンピックという舞台を目指し、その舞台で激闘を繰り広げたアスリートにとっての「重圧」や「向上心」の一端が垣間見えるエピソードです。

 そして自らが後輩たちを指導する立場となった今、「コーチ」という存在への見方も変わったといい、現役時代の自分を反省するそうです。

「選手の時に生意気なことを言ってたなって。自分のことに必死で、裏でコーチや先生が動いていろんなことをやってたことが……当時も頭ではわかってはいたし、感謝しなきゃいけないとわかってたけど、 今になって、より“あの時は良くなかったな”とか、“そういうこと風に思ってしまったのも良くなかったな”とか、いろんな反省点が浮かんでくるんです」

 このポッドキャストに収録されたインタビューでは、以下のトピックについても聞いています。

  • パリ五輪の時には「引退」を決めていたのか?
  • 「今となって恥ずかしいと思う」こと
  • 最後まで払拭できなかった「戦うことの怖さ」
  • パリでも頭をよぎったリオと東京の記憶
  • 銀メダル獲得!「混合団体戦」で見た景色
  • なぜコーチとしても「柔道」と向き合うのか?

 柔道家として、アスリートとして、そして人間としてのまっすぐな生き方が浮かぶ、インタビュー。ぜひポッドキャストでご視聴ください。

※ポッドキャストをお聴きいただけるのはNumberPREMIER会員限定です。ログインをすることで、このページ下部でご視聴いただけます。

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photograph by Miki Fukano

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