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【動画】「1年生躍進と駅伝のチームづくり」國學院大學・前田康弘監督が語る“12月の困難”と101回大会は「王道で優勝を狙う」《ロングインタビュー54分》

2024/01/30
箱根駅伝で5位になった國學院大學・前田監督。6年連続シード権を獲得した

 第100回の記念大会となった箱根駅伝は、青山学院大学が10時間41分25秒の大会新記録をたたき出し、圧勝しました。激闘を彩ったチームの指揮官にお話を聞くオリジナル動画シリーズ「箱根駅伝“後”の物語」。今回は総合5位だった國學院大学・前田康弘監督をお迎えしました。

 「三大駅伝表彰台」を掲げ臨んだシーズンで、出雲駅伝は4位、全日本大学駅伝は3位。箱根駅伝前のインタビューでは「今までにないほど戦力が高まっている」とチームの充実ぶりもうかがわせていました。

 順調に箱根駅伝前の強化合宿を消化し、「打倒・駒澤」の一角として戦力を高めていた矢先。12月11日のチームエントリー直前に、エントリー予定のメンバー16人中10人がインフルエンザにかかり、誰をメンバーに入れるかエントリーの直前まで悩み抜いたと前田監督は話します。

 指導者になって14回目の箱根駅伝でしたが、ここまでの事態は初めて。これまでの調整がまったく役に立たず、「本当に大変な12月だった」といいます。その中で主将の伊地知賢造選手を1区に配置したのには、選手たちへの明確なメッセージがありました。

 また、今回は走った10人中4人が2年生、4人が1年生という下級生主体のオーダー。「学年は関係なく、練習の出来具合や実力で選んだら純粋にこうなった」と、國學院の戦力が新たな段階を迎えていることを改めて感じさせるラインナップとなりました。

 特に4人の1年生は、全員が区間10番以内。ここまで多くの1年生が箱根路で結果を残すのは他のチームを見渡してもなかなかないことです。1年生から活躍できるチームづくりについても、じっくりとお話を聞くことができました。

「学年間の意識の高さと雰囲気の良さはいい学年じゃないでしょうか。互いの特性を認め合っている感じがします。僕らのチームは1年生がのびのび走れるという点を強調していることもあるので、上級生もその辺りを意識して空間を作ってくれていると思います。伊地知も1年生全員とジョグしたと思いますし、そういう風通しの良さをチーム全体で作れているのも大きいと思います」

 そのほか、動画では

●エース平林清澄の2区66分台「一緒に戦いましょう」
●往路の区間配置をどう決めたか
●新主将・平林のパーソナリティと支える4年生
●101回大会で優勝を目指すために何が必要か
​●新入生が17名入部。どんな選手が入ってくるか

などなど、さまざまなテーマでお聞きしました。気になることを根掘り葉掘りお聞きした54分。どうぞお楽しみください。

◆概要

出演: 國學院大学陸上競技部監督 前田康弘

MC : 涌井健策、藤井みさ(NumberPREMIER)

収録日:2024年1月23日

※視聴するには、「NumberPREMIER」の会員になる必要があります

 

◆出演者プロフィール

前田康弘Yasuhiro Maeda

1979年、千葉県生まれ。市立船橋高校から駒澤大学に進み、箱根駅伝に3回出走。4年時に主将を務めた際に駒澤大学が箱根駅伝初優勝を飾る。卒業後は富士通に進み、引退。2007年より國學院大学陸上部のコーチに就任し、09年より監督。11年に箱根駅伝で大学史上初のシード権を獲得、19年に出雲駅伝優勝。

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photograph by Yuki Suenaga
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