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《インタビュー》新井翔太が語る“忘れたい過去”と唯一無二のスタイル「ドラフト外でBプレミアにいる選手は…」【島根スサノオマジック】

《発売中のNumberPLUS「B.LEAGUE 2026-27 OFFICIAL GUIDEBOOK」より、[島根スサノオマジック]新井翔太「ドラフト組を超えていく」を特別に公開します。》

 その日は新井翔太の中で、すでに過去のものだという。2026年1月29日。Bリーグの歴史で初めて、ドラフトが開催された。

 B.革新の一環で初開催となったイベント。会場の東京ドームシティ・カナデビアホールには18名の指名候補選手が招待された。新井はそのうちの1人で、リーグからの招待で赴いていた。その状況からして、いずれかのクラブから指名があるものだと思っていた。

 だが、数時間にも及ぶ長いイベントの間、新井は選手の待機室「グリーンルーム」から出られなかった。名前を呼ばれることはなかったのだ。

「自信はあったので予想外というか……なんで指名されなかったのかなとは思いました」

 小学校1年生でバスケットボールを始め、実践学園中では全国中学校体育大会で優勝してMVPを獲得。実践学園高でも下級生時から主力となりウインターカップにも出場している。その後は名門の青山学院大に進学。つまり、少年期から全国的なチームで活躍してきたということだ。ドラフトに際して新井に「自信があった」のも不自然なことではなかった。

ボジッチHCから与えられた役割は?

 ドラフトが終わって、失意の新井に声をかけたのが、島根スサノオマジックだった。ドラフトから約半月後の2月中旬。島根は、新井が2025-26シーズンの残りの試合で特別指定選手として加入すると発表した。

 新井がプロのコートで力量を発揮し始めるのに時間はかからなかった。ドリブルによる鋭い切れ込みや多彩なシュート技術を持ち、セルビア出身のペータル・ボジッチHCから信頼を得た。20試合の出場で平均20分近い出場時間を獲得し、同6.9得点、2.9アシストを記録。シーズン最終盤には23得点を挙げる試合もあった。エースガードの岡田侑大らの故障欠場でより多くの機会が巡ってきた側面もあったにせよ、自身に可能性を感じてくれた島根に対し、新井は堂々たるプレーぶりで応えてみせた。

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photograph by Kazutoshi Fujita

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