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「私の人生に五輪は来ないのだ」絶望の底から26歳で五輪初出場…アンバー・グレンの努力と決意から生まれる“マミー”の優しさ「夢に年齢制限はない」《フィギュアスケート》

 ミラノ・コルティナ五輪の女子フリー。最終滑走の中井亜美のスコアが表示された瞬間、リンクサイドでは幾重もの人生が絡み合い、哀歓の涙が流れた。銅メダルの中井は、優勝のアリサ・リュウ(米国)とメダルを称え合い、涙目で幸せをかみしめる。4位になった千葉百音は、暫定3位の椅子から立ち上がることもできずに嗚咽をもらした。5位となったアンバー・グレン(米国)は、千葉の肩を抱くと、「よくやったわ、素晴らしい演技だったわ」と何度も励ました。

 その横で、銀メダルの坂本花織が、椅子に覆いかぶさるようにして肩を震わせ始めた。すぐさまグレンは坂本の背中をさすり、その姿を撮影しようと近寄ったテレビカメラを、手で制した。

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photograph by Asami Enomoto

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