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「“人たらし”の河村にかかると…」過酷なNBAで河村勇輝が広げる友人の輪…仲間が語る“ユウキに夢中な理由”《「同じ建物に住んでいる」のは誰?》

日本で河村勇輝のことをよく知る人が、「彼は人たらしなんですよ」と言っていたことがある。どこに行っても人から好かれ、まわりが応援したくなるような彼の性格を表してのことだ。
河村はメンフィスでも早速、その「人たらし」ぶりを発揮している。スーパースターのジャ・モラントは、トレーニングキャンプ初日から河村のことを弟分のように目をかけているし、オールスター・ビッグマンのジャレン・ジャクソンJr.が、どこから手に入れたのか、河村の写真がプリントされたパーカーを着て試合にやって来て話題を集めたこともあった。
メンフィス・ハッスルのヘッドコーチ、TCスワースキーは、「みんなが彼に惹きつけられている」と言う。
「彼はグリズリーズの選手だけでなく、グリズリーズのスタッフやハッスルの選手、ハッスルのスタッフたちともとてもいい関係を築いている。彼は人として、何か特別なものを持っていると思う。エゴがないし、とてもアンセルフィッシュだ。不満も言わないし、不機嫌になることもない。誰でも、そういう人のまわりにいたいものだ。彼はGリーグで一番人気がある選手だけれど、自分が人より偉いなんて思ってもいない。だから、みんなが彼のことを好きで、リスペクトしていて、近くにいたいんだ」
河村がアメリカで「質問魔」でもある理由
河村は質問魔でもある。トレーニングキャンプ初日からチームメイトやコーチたちに積極的に質問していた。英語が苦手でも躊躇せずに話しかけ、わからない単語や言い回しがあれば、それもまわりの人たちに聞いた。その姿勢に誰もが好感を持ち、時には聞いていないスラングまで教えてくれたりもするようになった。
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