#1106

記事を
ブックマークする

菊池雄星33歳、アストロズ移籍で「球速」「投球回」「奪三振数」でキャリアハイ…でも「まだ野球が上手くなっている途中」

2024/10/21
菊池はメジャー6年目で初の優勝。WSで大谷との「花巻東対決」が見られるか

 9月25日。今季の公式戦最終登板を終えたアストロズ菊池雄星は、疲労感をのぞかせることもなく、いつもの試合後と同じように、穏やかな表情で投球を振り返った。

「すべての球種が良かったですし、ポストシーズンへ向けて、すごくいいフィーリングで終わることができたと思います」

「優勝することでしか、僕が来た意味を果たせない」

 契約最終年の今季、トレード期限の7月下旬に、ブルージェイズからアストロズへ移籍した。先発陣の軸として期待する首脳陣からは、技術的な変化ではなく、豊富なデータを基盤とした配球への対応と、発想の転換を促された。具体的にはスライダーの割合を大幅に増やし、「自分が投げたい球」以上に、「打者が嫌がる球」で仕留めるスタイルへ修正した。その結果、菊池の登板日のチーム成績は9勝1敗、菊池個人も5勝1敗と、地区4連覇の原動力となった。

特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Getty Images

0

0

0

前記事 次記事