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「なんでそんなに自信ないの?」日本代表のエース・佐藤淑乃を“180度”変えた古賀紗理那の言葉とイタリア移籍の舞台裏「クラブ選手権でボロボロに…」《独占告白》

2026/08/13
SVリーグでMVPに輝き、日本代表でも躍動。24歳が次の舞台に選んだのは、セリエAの強豪だった。飽くなき成長への渇望と、芽生えた確かな自信。若きエースが自らの“変貌のきっかけ”を明かした。(原題:[新境地を語る]佐藤淑乃「“自分なんか”はもう捨てた」)

 ぶち込む――。

 佐藤淑乃のスパイクには、そう表現したくなるような勢いと重量感がある。

 178cmの身長は、アウトサイドヒッターとしては、世界の中では小柄だが、ポニーテールをなびかせながら力強く踏み込み、高い打点からボールに覚悟を乗せて打ち込む姿は大きく見える。

 国際舞台でブレイクしたのは1年前だ。

 2024年のパリ五輪を最後に、それまでキャプテンとして、エースとして日本女子バレーを支えた古賀紗理那が現役を退いた。そのキャプテン、エースの座を石川真佑が引き継いだのは、誰もが納得の既定路線。次のロサンゼルス五輪に向けた懸案事項は、石川の対角を、誰が務められるのかということだった。

 だが昨年、まるでずっと前からいたかのようにその空席を埋めたのが佐藤だった。いきなりネーションズリーグ全15試合に先発出場。守備面はまだ向上の余地があったが、それを補って余りある攻撃力、サーブ力で日本のベスト4進出に貢献した。失敗を恐れずパワー溢れるスパイクを打ち込む姿は、フェルハト・アクバシュ新監督が掲げる“アグレッシブ”の象徴となった。

入団した時は「自分なんか」みたいな意識だった。

 代表デビューは筑波大学3年だった'22年。しかしその年は主にリリーフサーバーとして起用され、アウトサイドで出場することはほとんどなかった。転機は、大学を卒業した'24年にSVリーグ・NECレッドロケッツ川崎に入団したことだった。

「本当に180度、自分の意識や考え方、立場も、まったく変わりました。入団した時は、『自分なんか』みたいな意識でしたから。それが、今は『どんな場所に行っても、絶対自分が試合に出てやろう』という、強気な気持ちに変わりました」

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photograph by Asami Enomoto

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