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【PL学園】「清原は手も足も出ませんでした」中村順司が語るKKに土をつけたストレートと桑田の投球術「指先で変化を微調整できた」《名将の魔球論》
清原和博が鼻っ柱を折られた。
PL学園時代の桑田真澄について、こんな逸話をよく耳にしますよね。
「スライダーやフォークも投げられたけど、あえてストレートとカーブしか投げないと決めていた」
この2種類で高校生を抑えられないようじゃ、上のステージに行っても活躍できない――世間ではそのように伝わっているようですけど、僕が思うに彼はそこまで自分を過大評価してはいなかったですよ。
実際に高校時代の桑田は、カーブしか変化球を投げていません。ピッチャーには自分のスタイルがあるため、僕は「このボールを投げなさい」と指示したことはなかったんです。どの球種を選び、コースはどこへ投げるかは本人に任せていました。その結果として、桑田は「カーブだけで勝負できる」と感じたんじゃないですかね。

彼は高校に入学した時点で、自分を持っているピッチャーでした。PL学園は新入部員に遠投をさせていたんですが、全員が高い角度にボールを放って100m近く投げるところ、桑田だけが低い軌道で80m程度しか投げない。「ピッチャーは遠くへ投げることではなく、いい回転のボールを投げるほうが大事なんだ」という無言のアピールだったんでしょう。あの光景には僕も驚かされました。
低く、強いストレートを投げるためには、できるだけバッターに近い位置でボールをリリースしないといけない。それはカーブにも生かされて、相手としては目の前で曲がっているように感じさせられる。しかも桑田は、調子に応じてボールを強く握ってより回転をかけたり、パッと抜くようにフワッとした軌道で大きく曲げたり、指先で変化を微調整できたんです。
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※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
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