カリー36歳、ジェームズ39歳。共演を目に焼きつけたい。
アメリカで「ドリームチーム」が初めて結成されたのは1992年のバルセロナ五輪のこと。マイケル・ジョーダン、マジック・ジョンソン、ラリー・バードといったレジェンドが顔を揃えたあの時の熱狂は忘れがたいが、今回もアメリカはパリにスター軍団を送り込む。
12人の選手たちは、いずれも昨季、チームの中心として活躍したスターばかり。そのなかでも、ステファン・カリーとレブロン・ジェームズのふたりは世界の「顔」と言っていいだろう。両者ともにNBA王者に輝くこと4度。個人的には、2010年代のNBAは、ジョーダンがプレーしていた1990年代に匹敵する絢爛さを誇っていたと思うが、その渦の中心にふたりはいた。カリーはスリーポイントシュートの正確性で世界を魅了し、レブロンは巨漢のオールラウンダーとしてバスケットボール選手の概念を変えた。
現在、カリーが36歳、レブロンが39歳だということを考えると、同じチームでプレーするのはパリが最後になるかもしれず、ふたりの共演を目に焼きつけたい。
そしてバスケットボールといえば、前回の東京大会で日本の女子代表が銀メダルを獲得し、大いに盛り上がった。決勝で日本の前に立ちはだかったのがやっぱりアメリカ。前回の決勝で顔を合わせた日米両国が、なんとグループステージの初戦で対戦することになった。
金メダル大本命のアメリカの主力のひとりが、29歳のブリアナ・スチュアート。身長193cmで日本だったら間違いなくセンターだが、彼女はスリーポイントシュートも打てるフォワード。日本がもっとも対処しづらい相手だ。さて、3年越しの再戦、どんな試合になるだろうか。
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