イベント会場のクロークといえば、大小の手荷物やコート、ベビーカーなどが並ぶ場所だろう。ところが、この日の有明アリーナのクロークは様相が違った。
確かにベビーカーも数台あるが、同じ四輪でもちょっと違う。棚から床までびっしり並んでいたのは数百台のスケートボード。その光景を見れば、来場者がどんな人たちか、この日何が行われるかも一目瞭然だった。
彼らのお目当ては、日本初開催となった世界最高峰のプロツアー『ストリートリーグ』だった。世界的な知名度を誇るナイジャ・ヒューストンがいて、東京五輪金メダリストの堀米雄斗もいる。その堀米にとっても、小さい頃に憧れた大会が地元で行われるのは特別な経験だった。
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photograph by Yuki Suenaga