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《日本GP史上初の春開催》“史上最強”フェルスタッペン、「天性のスピード」角田裕毅…鈴鹿が「第2の開幕戦」と呼ばれる深いワケ

F1参戦4シーズン目を迎えた角田。過去の日本GPは'22年が13位、'23年は12位
秋ではなく、史上初の春開催。F1の歴史に数々の伝説を生み出してきた鈴鹿での日本GPが目前に迫った。4月7日の決勝で最強フェルスタッペンに待ったをかけるマシンは現れるのか、角田裕樹の飛躍はあるか。

 F1日本グランプリが、史上初めて春に開催される。日本でF1が春に催されたことは、一度だけある。1994年に岡山県のTIサーキット英田で行われた「パシフィックGP」だ。しかし、鈴鹿サーキットや富士スピードウェイで行われてきた日本GPは毎年、秋に開催されてきた。シーズン終盤ということもあり、これまで日本GPは年間ドライバーズチャンピオン決定の舞台となることが少なくなかった。

 今年、没後30年を迎える伝説のスーパースター、アイルトン・セナにとって初めての戴冠となったのが'88年10月30日の鈴鹿だった。皇帝ミハエル・シューマッハがフェラーリに'79年以来21年ぶりにドライバーズチャンピオンをもたらしたのも2000年の10月8日。最近では、'22年にレッドブルのマックス・フェルスタッペンが秋の鈴鹿で連覇を達成している。

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photograph by Getty Images
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