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5年間で7億ドル(約1100億円)の大型契約!F1はなぜAppleと放映独占契約を結んだのか…《F1のドメニカリCEOは「朝の家庭でF1が話題になるのが目指す世界だ」》

F1のドメニカリCEO(左)の狙いは新しいファン層の開拓だ

 F1がAppleと5年間のアメリカ国内での放映独占契約締結を発表した。今年までの契約相手はESPNで、放映権料は年間9000万ドル(約141億円)と言われていた。イギリスのフィナンシャル・タイムズによると今回の契約は5年間で7億ドル(約1100億円)と報じられており、1年あたり1.5倍以上に跳ね上がった計算となる。

 アメリカでは2019年からNetflixで配信されたドキュメンタリー『Drive to Survive』(栄光のグランプリ)によって人気が高まり、一時はNetflixとの契約が噂された。しかし、今年公開された映画『F1』が全世界で約6億3000万ドル(約970億円)を超える興行収入を記録。スポーツ映画史上最も成功したこの作品をF1とともに製作してきたのがAppleだった。

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photograph by Masahiro Owari

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