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「すべての面で信頼できる理想の監督」東洋大学・石田洸介が恩師と思い描く“未来像”《箱根駅伝2022/エースの素顔》

2024/01/14
現在は大学3年生の石田。今季は故障で駅伝に不出場も、復活を期す

 鮮烈な大学駅伝デビューだ。入学直後は相次ぐ怪我で出遅れたが、出雲5区、全日本4区で連続して見事な区間賞。東農大二高時代に5000mの高校記録を塗り替えた実力が本物であることを見せつけた。

 だが、本人は全日本のレースで「エース」という言葉を考えさせられたという。

「酒井(俊幸)監督からは『今年の東洋にエースはいない』と言われてきて、だからこそ駅伝で勝つためにはミスをしないことを求められてきました。でも全日本では駒大の田澤(廉)さんら“本当のエース”が、その走りで1つ、2つのミスを一気に挽回していた。僕は区間賞でもちょっと流れを変えただけです。東京五輪に出た相澤(晃)さんのような鉄紺のエースとなるには、まだまだ実力が足りません」

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photograph by Wataru Sato
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