2区の難所で知られる権太坂。実家はその近くにあり、丹所健は小学生の頃から箱根駅伝を沿道から見守ってきた。
「単純に地元の神奈川大とかを応援していて、鈴木健吾選手がきれいな走りで先頭を走っていたのを覚えてます。自分は正直、坂が苦手なので、もう少し練習を積んで最後に4年生で地元を走って締めくくりたいです」
過去2回走った箱根駅伝ではまだ満足な結果を残せていない。ブレークしたのは今年に入ってからで、出雲で区間2位、全日本では6区区間新と、日本人エースに相応しい活躍を見せている。ただ、本人はこんなところが不満のようだ。
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photograph by Asami Enomoto
