アメフトで、プレーとプレーの間に小さく円陣を組んで集まる“huddle”。最終回は、この単語を紹介したいと思います。
“huddle”ではQBを中心に作戦を話し合うだけでなく、いいプレーを称えたり、モチベーションを高め合います。起源は1890年代。聴覚障がい者のための大学で、名門として知られるギャローデット大学のアメフト部です。当時、QBはハンドサインでメンバーに作戦を伝えていましたが、当然ながら相手から見えてしまいます。その対策として始まったのが“huddle”でした。
これがアメフト界全体に広まり、今ではバスケやバレーボール、クリケットでもよく見られます。あとは野球で内野手がマウンドに集まるのも“huddle”の一つです。
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photograph by Nanae Suzuki