リオデジャネイロ五輪が近づいてきた。世界ランキング1位(7月4日時点)のジェイソン・デイ(オーストラリア)、同4位のローリー・マキロイ(北アイルランド)、同8位のアダム・スコット(オーストラリア)、同14位のルイ・ウーストハイゼン(南アフリカ)らトッププレーヤーが次々に参加辞退を表明する中で、日本人男子として最上位(17位)にいた松山英樹も辞退することを決断した。ジカ熱、治安、スケジュールなど、各選手にとっては様々な要因があると思うが、それぞれのプロが、その責任において下した決断は尊重すべきだ。
一流選手たちが欠場することは寂しいが、逆の見方をすれば、それだけメダルを獲得するチャンスは増えるということだ。また、ゴルフが112年ぶりに五輪競技に復活するということは、出場選手たちにとって、事実上、初めて開催されるようなもので、そこに名を刻むことが名誉なのではないだろうか。個人的に、もし、自分がその立場にあるならば出場すると思う。いずれにしても、辞退でも、参加でも、どちらが正しくて、どちらが間違いという問題ではないだろう。
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