リオ五輪に臨むメンバー18人に原川力が滑り込んだ。
チーム立ち上げからのメンバーとはいえ、今季移籍した川崎フロンターレでは出場機会に乏しい状況であった。国内最終戦のU-23南アフリカ代表戦では後半から起用され、パフォーマンスが目立っていたわけでもない。「落選」を予想した人も少なくなかったはずだ。
攻撃の組み立て役をこなせるボランチを、大島僚太以外にもう1枚置きたいという判断はあっただろう。ただそれ以上に、ゴールを呼び込む嗅覚と一瞬の冷静な判断力が手倉森誠監督のハートをつかんだように思えてならない。
強いインパクトを残したのが、1月のアジア最終予選、準決勝イラク戦である。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by J.LEAGUE PHOTOS