#879
巻頭特集

記事を
ブックマークする

<歴代監督の比較論> 吉田麻也「僕が学んだザック、アギーレ、ハリルホジッチの哲学」

2015/06/16
日本代表に定着して以来、3人目の指揮官の下でプレーする。プレミア唯一の日本人DFは、新監督をどう見ているのか。ザッケローニ、アギーレとの違いを独自の視点で語る。

 ドイツ・デュッセルドルフ。オランダでプレーしていた頃はよく通ったこの街を、吉田麻也はプレミアリーグの試合の合間を縫って訪れた。馴染みの日本料理屋に集まったのは、ドイツやその近隣諸国でプレーしている日本代表の面々。そしてテーブルの中心には、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督がいた。楽しい会話の中に織り交ぜられる、選手たちへのメッセージ。厳格だがウィットに富んだ指揮官への印象は、ここでも変わらなかった。

   ◇

 合宿中の時ほどはシビアな話にはならなかった。ただ、あらためて監督としてキャリアも長いし、哲学がしっかりとある人だと思った。そして、完璧主義者。妥協はしないですね。自分自身にもそうだし、他人に対しても。でも、高圧的に命令する感じではない。僕たちの意見にすごく耳を傾けてくる。またこれまでの監督とは違う性格の方ですね。

会員になると続きをお読みいただけます。
オリジナル動画も見放題、
会員サービスの詳細はこちら
特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Tomoki Momozono

0

0

0

前記事 次記事