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完璧ではない審判と上手く付き合う方法。 ~相手も人間、反発よりも……~

2015/03/04
アジア杯で本田と主審の間に割って入るキャプテンの長谷部。

 2008年の北京五輪で日本代表を率いた星野仙一監督の最大の失敗は、審判団を敵に回してしまったことだった。

 初戦のキューバ戦で判定に猛抗議。もちろん選手を守るための抗議であったが、ここにはそんな姿を見せてベンチの結束を固めようというパフォーマンス的側面もあったはずだ。ただ、審判にはしつこい抗議は侮辱としか映らなかった。これをきっかけに審判団から日本代表は睨まれ、ことあるごとに厳しいジャッジを受けることになってしまった。

「あんな判定、選手が可哀想や!」

 3位決定戦で米国に敗退後、星野監督がこうつぶやいたのが印象に残る。ただ、その背景には自らの行為が無関係ではなかった。

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photograph by Getty Images

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