サッカーW杯は世界各国のサッカー事情を理解する機会でもあったが、今回、決勝トーナメントに残ったにもかかわらず、日本ではそれほど報道されなかった国の一つが米国ではないだろうか。グループリーグはG組で、ガーナに勝利、ポルトガルと引き分け、ドイツには0-1で敗れたものの、1勝1分1敗で決勝トーナメントに進出した。その後はベスト16でベルギーに延長の末、1-2で敗戦。'02年日韓大会と並ぶベスト8進出はならなかったが、粘り強い戦いぶりで、観衆には強い印象を残した。
米国の国内でも注目度は高まった。ポルトガル戦は東海岸時間の午後6時キックオフと時間帯がよかったこともあって、テレビ中継は、W杯史上米国では最高となる2470万人が見たという。NBAファイナル「スパーズvs.ヒート」戦が平均1550万人だったのだから、W杯への関心の高さが分かる。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by Getty Images