国境を越えて選手の移籍が活発に行なわれる現代サッカー。舞台裏で奔走する代理人の真実に迫る!
サッカーを取り巻く職業の中で、最も華やかで最も秘密に包まれているのは「代理人」だろう。C・ロナウドやハメス・ロドリゲスを顧客に持つジョルジュ・メンデスは今までに数百億円の利益を手にし、複数のクラブを牛耳る権力者として知られている。
しかし日本国内に限れば、実情はちょっと異なる。一般的に代理人の報酬は選手の年俸の5~10%。JリーガーはA契約の最低年俸が480万円にすぎず、1億円以上の選手は数えるほどのため、代理人の収入も限界がある。「濡れ手で粟」ではないのだ。
だが、FIFA公認エージェントの野村豊幸は「他の仕事にはないやり甲斐がある」と笑顔で言い切る。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by photographs by Shinya Kizaki