センターバックの人材不足は深刻だ。先ごろのU-17ワールドカップを見ていて、改めて思い知らされた。
日本は、最終的にこの大会で優勝するスイスを相手に2点を先制しながら、単純なロングボールに高さで競り負けて1点を返されると、これをきっかけにディフェンスが崩壊。“金星”を逃した。
U-17代表のふたりのセンターバックは、177cmと173cm。いかにスピードや技術があったとしても、世界と伍するには、あまりにも小さすぎた。
とはいえ、これが日本の現状である。
「サッカーに体の大きさは関係ない」。メッシなど、小柄な選手が多いバルセロナを例に引き、よく言われることである。だが、そのバルサでさえ、センターバックにはピケ(193cm)を据える。少しの例外はあるが、基本的に「センターバックは大きくなければダメ」なのだ。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by Masako Sueyoshi