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今年のドラフト“最大の疑問”「なぜ社会人野球の選手が育成指名された?」オリックス育成6位、熊本の“鮮ど市場”とは…スカウト&社長に直撃
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田尻耕太郎Kotaro Tajiri
photograph byKotaro Tajiri
posted2026/11/08 11:02
今年のドラフト会議でオリックス育成6位指名を受けた菅原大奨(鮮ど市場)。右はオリックスの縞田拓弥スカウト
「野球界で企業野球部からクラブチームに移行される、と聞くと予算削減や規模縮小などネガティブなイメージが先行しがちですが、ラークスの実態はまったく逆なのです。来季は今年以上の規模でチームは動きます。企業チームの育成ドラフト指名不可は、会社やチーム側の事情があるからでしょうけど、社会人野球でも多くの選手たちはプロを目指して野球を続けています。ならば、門戸は広い方がいいのではないか。以前よりずっとその思いがあり、クラブチームへの移行を決めました」
11月2日、鮮ど市場本社にオリックスの山口和男スカウトグループ長と縞田拓弥担当スカウトが指名あいさつに訪れた。当日は菅原の誕生日。プレゼントされた岸田護監督のサインボールを手に「25年間で一番の思い出に残ると思います」と胸いっぱいの笑みを浮かべた。
入団会見まで「魚さばきます」
縞田スカウトは「粗削りだけど、当たった時の飛距離は本当に魅力的」と目を細める。菅原の打撃フォームは、大谷翔平のそれと似ている。コンパクトにも映るが強烈なスイングから放たれた打球がセンターバックスクリーンの上を越えていったこともあった。
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「もちろん一軍に上がりたいですし、『菅原がいたから勝てた』と言われるぐらいの結果を残して、取ってよかったと思ってもらえるようなプロ野球人生にしたいです。本当にオリックスには恩返ししたいです」
菅原はドラフト指名後に“現役復帰”を果たした。現在は再びバットを握りプロ入りに備えて練習を行っている。同時に、鮮魚売り場の店員の仕事も入団発表会見の頃までは続けるという。
「普通に働きます。いつも通りです(笑)」
魚をさばく腕前にも劣らないバットさばきで、来年からはプロ野球の舞台で鮮やかなホームランを量産してみせる。

