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「生鮮スーパー店員がまさか…ドラフト指名受けるとは」オリックスが指名した男“じつは野球やめていた”新事実「すでに両親に感謝を伝えていた」
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田尻耕太郎Kotaro Tajiri
photograph by鮮ど市場提供
posted2026/11/08 11:00
今年のドラフトでオリックスから育成6位で指名された菅原大奨
「朝が早いのはずっと同じですけどね。練習を終えて夕方6時半頃に家に着いてからは食事や洗濯、風呂などバタバタと済ませて夜9時までには寝るようにしていました。正直、体はきつかったです。だけど、ラークスに来てよかったと思います。普通にひとりの社会人としての感覚が身につくというか。社会人野球もチームによっては仕事よりも野球ばかりになってしまうこともありますが、ぼくは一般社会の中で揉まれてきました。お客様に頭を下げるのも普通ですし。たとえば感謝を持ちたいと口にしなくとも、そう考えるのが当たり前。そのような経験はラークスだから出来たのだと思っています」
今秋にいちど引退→両親に感謝の言葉
人間性も野球の技術も磨いてきた。ただ、大卒2年目の昨年もドラフトとはまるで無縁。夢を諦めることも考えた。「あと1年……」。区切りを決めて今年に臨んでいた。
「だけど今年も都市対抗は九州地区予選で敗退。自分がどれくらいの立ち位置にいるか、プロ野球との距離感も含めて、だいたい見当がつくじゃないですか。秋の日本選手権までは頑張って、野球の道はそこで終わりにしようと決めていたのです」
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今年も、スカウトから特別注目されたなどという声は一切耳にしなかった。とうとう訪れた日本選手権の九州地区予選。宮城から両親を呼んだ。1回戦を突破して迎えた10月4日のKMGとの2回戦、3番右翼で出場して左越え三塁打を放つなど3打数2安打と活躍した。しかしチームは大会敗退。球場の外で待っていた両親に「ありがとう」と心からの感謝を伝えた。
そして、菅原は野球部を正式に辞めたのだった。しかし、事態はここから急転直下の様相を見せていく――。
<つづく>
