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工藤公康を知る元コーチ断言「仕えた監督でNo.1だった」中日新監督に…ソフトバンクで“日本一5回”名将の意外な素顔「だから選手起用が的中する」

posted2026/10/13 06:00

 
工藤公康を知る元コーチ断言「仕えた監督でNo.1だった」中日新監督に…ソフトバンクで“日本一5回”名将の意外な素顔「だから選手起用が的中する」<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama

来季の中日新監督就任が決定的となった工藤公康(写真は2025年)

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Takuya Sugiyama

来季の中日監督就任が決定的となった工藤公康。ずばり、どんな監督なのか。ソフトバンクを5度の日本一に導いた当時、二軍監督やコーチとして仕えた水上善雄が語った記事の凝縮版をお届けする。

「自主性に任せる」は聞こえがいい。だが、指導者が強制力を持たせなければ、選手はどうしても妥協する――。工藤公康政権下でソフトバンクの二軍監督や一軍内野守備走塁コーチを務めた水上善雄は、そう断言する。

 水上は1970年代から現在に至るまで、現役・コーチ・ファーム監督時代を通じて11人の指揮官に仕えてきた。金田正一、山内一弘、稲尾和久、梨田昌孝、そして工藤公康。球界の変遷を肌で知る人物が、名将・工藤の実像を語った。

元コーチが見た工藤公康「だから選手起用が的中する」

 水上が工藤監督について真っ先に挙げるのが、練習量の多さだ。

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「工藤監督は長距離やインターバル走など3種類を同じくらい走らせていた。基準の秒数に達しなければ、やり直しさせる。下手すれば、金田さんより厳しかったかもしれません」

 ロッテの監督を務めた金田正一もキャンプで400m×40周の16キロ走に加え、100mを20本、50mを10本と猛練習を課したことで知られる。その金田より厳しいとまで評するのだから、工藤流の練習がいかに徹底されたものだったかがわかる。

 さらに特筆すべきは、練習の「させ方」だ。懸垂など昭和的なトレーニングも取り入れながら、筑波大学大学院で学んだスポーツ医学をもとに必要性を説明した。

「『ほら、ここの筋肉が弱いだろ。懸垂をやれば、鍛えられるんだよ』と必要性を説明できるから、選手も納得していました」

 選手起用の精度を支えたのは、地道な情報収集だった。工藤監督はiPadに選手別の特徴・データ・自身の所感を書き込み、日々更新。遠征から帰るたびに二軍監督だった水上を食事に誘い、客観的な視点からの意見を求め続けた。

「私が『あの選手は今、精神状態が良くないと思います』と言うと、工藤監督は『やっぱりそうですか』と反応していました。それほど、自分の目でよく見ていた。だから、選手起用が的中したのだと思います」

 コーチだけでなく、トレーナーとも綿密にコミュニケーションを取り、選手の体調を細かく把握していた。クライマックスシリーズを5回勝ち上がり、日本シリーズは5度出場で全勝という、短期決戦での圧倒的な記録は、その積み重ねの結晶だと水上は言う。

 資金力も豊富で、補強に余念のないソフトバンクを率いると、「誰が監督をしても勝てる」という声が上がる。しかし、水上は「工藤監督だから5回も日本一になれた」と力説する。

「自分が仕えた中で、一番の指揮官でした」

 水上が明かした工藤の凄み、他の監督たちとの違いとは――。詳細は本編で明かされている。

〈本編へつづく〉

◆

 この文章の本編は、以下のリンクからお読みいただけます。

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