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「箱根駅伝に出る男子になった気持ちで…」アジア大会で“異例の3メダル獲得”田中希実が語った言葉の意味は?「世界は常識を覆してくる」27歳の決意
posted2026/10/06 11:02
アジア大会で3つのメダルを獲得した女子陸上の田中希実。「まさかの種目選択」も話題に
text by

和田悟志Satoshi Wada
photograph by
JIJI PRESS
日本勢の活躍が目立ったアジア大会。陸上競技では、女子中長距離で田中希実(豊田自動織機)が3つのメダルを獲得した。その出場種目に目を向けると、今大会はこれまでの田中とは異なる傾向も見えてきた。その「異例の挑戦」のウラには、一体何があったのだろうか。《NumberWebレポート全2回の2回目/最初から読む》
アジア大会で3個のメダルを獲得した、女子陸上の田中希実。
陸上競技の大会2日目の10000mで銀メダル、4日目の1500mで銅メダル、6日目の5000mで再び銀メダルと、金メダルこそなかったものの幅広い種目への対応力を見せた。
「いろんなレースを走れる」田中の類稀な能力
「誰よりも強いと思うポイントが、たくさんレースを走れるところ、いろんなレースを走れるところ」
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これは田中も自認する自身の特長だ。
国際舞台での実績のみならず、このような点からも田中は日本の女子中長距離界において類稀な選手と言っていい。
もっとも世界に目を向ければ、田中よりも高いレベルでマルチな活躍を見せるランナーはいる。
例えば、田中が憧れを抱くオランダのシファン・ハッサンは、2016年のリオデジャネイロ五輪には800mと1500mで出場。2021年の東京五輪は1500m銅、5000m金、10000m金と、出場した3種目全てでメダルを獲得している。さらに2023年にはマラソンにも挑戦し、2度目のレースで世界歴代2位(当時)の2時間13分44秒とマラソンでも世界トップクラスの力を示した。
3000m障害のパリ五輪チャンピオン、ウィンフレド・ヤヴィ(バーレーン)は、今回のアジア大会で10000m、5000m、3000m障害の3種目に出場し、その全てで金メダルに輝いた。5000mと初挑戦だった10000mでは、田中の前に立ちはだかった。

