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「活躍しないわけがない」阪神・佐藤輝明を描き続ける人気漫画家が見た6年前の“伏線”…サトテル物語は「全9巻ならまだ4巻、もう次のステージに…」

posted2026/09/27 11:04

 
「活躍しないわけがない」阪神・佐藤輝明を描き続ける人気漫画家が見た6年前の“伏線”…サトテル物語は「全9巻ならまだ4巻、もう次のステージに…」<Number Web> photograph by Nanae Suzuki/髙橋ツトム氏提供

人気漫画家・髙橋ツトム氏の「人類の中で一番好きな人」だという佐藤輝明(左)。7月の広島戦での勝ち越しタイムリーに感動し描いた一作(右)

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佐井陽介

佐井陽介Yosuke Sai

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Nanae Suzuki/髙橋ツトム氏提供

『地雷震』『鉄腕ガール』『スカイハイ』などで知られる人気漫画家・髙橋ツトム氏は、ファン歴約半世紀という筋金入りの虎党。近年は佐藤輝明選手がホームランを打つたびに、その姿を描き続けている。連載の締め切り直前でも欠かさず描くというが、なぜそれほど佐藤輝に惹かれるのか。漫画家ならではの視点から、その魅力を熱く語った。(全2回の2回目/第1回も公開中)

 人気漫画家の髙橋ツトムは自他ともに認める熱狂的虎党である。ファン歴はもう50年近くになる。幾多の名プレーヤーに声を嗄らしてきたが、阪神タイガース現4番の佐藤輝明には「多分、現代の地球上にいる人類の中で一番好き」と別格の愛を注ぎ、彼がホームランを打つたびにそのシーンを描き続けている。

 誤解のないように断っておくと、髙橋は佐藤輝がスラッガーとして完全体に近づいてからファンを始めたわけではない。プロ1、2年目、ときに絶不調に苦しんでいた頃からブレることなく熱烈な応援を続けてきた。

 佐藤輝明の何に魅せられたのか。

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 そう尋ねると、男は「ちょっと偉そうになっちゃいますけど……」と照れ臭そうに前置きした上で、その理由を熱弁し始めた。

この選手が活躍しなかったら人間界はおかしい

――なぜ佐藤輝選手を特別に好きになったのですか?

髙橋 僕みたいな商売をやっていると、現実世界でも大体のことをストーリーで見てしまうんです。これがこうなったらこうなるはずだ、という大きな流れから見る。その点、佐藤輝選手の場合はプロ入りから6年が経過しています。特にこの2年間は恐ろしいほどに打って日本を代表する打者になりましたけど、一番大事なのはドラフトからの3年間ぐらいなんです。佐藤輝選手が阪神に入団した時、この選手が活躍しなかったら人間界はおかしいと思っちゃったんです。

――ストーリー上、活躍しないわけがないという考え方ですね。

髙橋 キャラクター設定的に考えると、佐藤輝選手は何もかも完璧なんです。皆さん忘れがちですけど、佐藤輝選手の阪神入団が決まった2020年秋はまだ新型コロナウイルス禍の真っ只中でした。あの時、佐藤輝選手が矢野燿大監督にくじを引かれたことで、世の中の鬱屈した空気への逆襲が始まったんだと僕は考えたわけです。

【次ページ】 一度だけ能力を疑いそうになったタイミングとは?

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