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「いつ辞めてもいいという覚悟はある」気骨の男・DeNA浜地真澄28歳が育成契約から再起するまでの紆余曲折「自分の持ち味はそこじゃない、と」

posted2026/09/21 11:03

 
「いつ辞めてもいいという覚悟はある」気骨の男・DeNA浜地真澄28歳が育成契約から再起するまでの紆余曲折「自分の持ち味はそこじゃない、と」<Number Web> photograph by NumberWeb

穏やかな表情に強い意志を秘めた浜地が語った、復活までの秘話とは?

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石塚隆

石塚隆Takashi Ishizuka

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 昨年オフ、リハビリ中の浜地真澄は、支配下登録から育成契約となった。背番号は『052』。横浜DeNAベイスターズの慣例からすると、頭に0が付く背番号は、傷が癒えた近い将来、支配下登録になるという前提が含まれている。

支配下登録は一軍で勝負のときに

 球団から勧められた背番号であったが、再起に際し「妥協しない」と決めていた浜地はどこか腹落ちしないところがあった。だから球団には次のように伝えたという。

「もし支配下になるとしても、上(一軍)で使いたいと思ったタイミングで戻してください、と自分から伝えました。そういう意味では自分にプレッシャーをかけた形になりましたね」

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 あくまで一軍で通用してナンボ。投手としてのプライドもある。退路を断った浜地は、内心焦りを感じながらも何とかファームで結果(23試合、防御率1.99)を出し、晴れて7月10日に支配下登録され、即日一軍に合流した。そして苦しいブルペンの一陣の風となり、ここまで献身的にチームを支えている。

千賀に教わったフォークボールは……?

 今季の浜地のピッチングを見て感じるのは、MAX152kmの強いストレートに加え、本来の持ち味であるスライダーとカットボールが非常に効いているということだ。

 ただ一方で、浜地がDeNAに移籍して来た当初、「決め球がない」「三振が取れない」という阪神時代からの課題から、自主トレで千賀滉大にフォークを教わり、その習得に努めていたはずだ。しかし現在の投球を見ると、フォークも使いながらも、決め球というよりもカウントを整えるボールとして活用している。

 そこにはどのような見解があったのだろうか。浜地は次のように説明する。

「やはり決め球がない、というのは自分でも感じていましたし、周りからも言われていたことでした。ファームにいる間は、自分の信条として、とにかく技術を上げることに着眼してトレーニングをつづけていました。技術を上げれば、いつか一軍に呼ばれたときに実るはずだと、特にフォークは練習していましたね」

【次ページ】 もう、フォークはやめよう

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