Beyond The GameBACK NUMBER
25年間、西武一筋。栗山巧こそ真の「生え抜き」である。
posted2026/09/22 09:00
text by

鷲田康Yasushi Washida
photograph by
Kiichi Matsumoto
「大ディマジオはかかとに骨の棘ができたのに、それを堪えて勝負を最後までやり抜く男だ。オレだって負けられない」(アーネスト・ヘミングウェイ『老人と海』より)
長い不漁の後に3日3晩の壮絶な死闘の末、老人はカジキを釣り上げた。しかしようやく手にした獲物は、血の匂いを嗅ぎつけて集まったサメに食いちぎられて骨だけとなってしまう。逆境の中でも決して誇りを失わない老人を描いた『老人と海』。そんな主人公の憧れは1940年代のニューヨーク・ヤンキースを支えたジョー・ディマジオだった。
栄光に包まれたディマジオもまた、晩年は故障に苦しみ、そんな逆境の中でもグラウンドに立ち続けた。ヘミングウェイがディマジオに見たのは、そういう不屈の男だったのだろう。
こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
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