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「誤解を恐れず言えば、結果にはこだわっていない」移籍→手術→育成→勝ちパターンに復活…DeNA浜地真澄の意外な境地「僕のなかでは180度変わった」
posted2026/09/21 11:02
現役ドラフトで昨季移籍から肘の手術、育成契約を経てようやく、実力を発揮している浜地。何が変わったのだろうか?
text by

石塚隆Takashi Ishizuka
photograph by
KYODO
一見すればソフトな雰囲気の持ち主だが、その本質は九州男児らしく気骨があり、どこか無頼な匂いさえ漂わせる。
今シーズン後半戦、勝ちパターンのリリーバーとして存在感を示す横浜DeNAベイスターズの浜地真澄は、ここまでを振り返り、どこか達観したように言うのだ。
「客観視すれば順調かもしれませんが、自分のなかでは紆余曲折とまではいかないけど、これまでいろいろあったので、とにかく元気に投げられているのが一番だと思います」
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浜地の「元気に投げられている」という言葉には強い実感がこもっていた。
誤解を恐れずに言えば「結果にはこだわっていない」
今季は7月10日に一軍登録されると、27試合に登板し、18ホールド、被打率.189、防御率1.01(9月20日現在)と、出だしは遅れたものの、これ以上ない投球を見せている。7月以降好調のDeNAにあって、浜地の存在は非常に大きい。
勝ちパターンという責任ある場所を任されているわけだが、当の浜地と話していると気合がみなぎっているようには感じられない。静かな口調で浜地は語る。
「たしかに以前とくらべれば気負いはないと思います。誤解を恐れずに言えば、心から『結果にはこだわらない』と思っているんですよ。別に打たれても構わない」
勝負師にはそぐわない言葉かと思ったが、黙ってそのまま聞きつづけた。
「けどその反面、結果が欲しいと願い、すごく準備はしているんです。決して傲慢にならないよう、これまで以上に。今まではマウンド外でも、マウンド上でも結果が欲しくて投げている感じでしたけど、そこが以前とは大きく変わったところですね。マウンド上で結果や評価を欲することなく、けどマウンド外では愚直にやれることをやりつづける。それが今はいい方向に行っているような気がしますね」
マウンドでは雑念を消し去って
無我の境地というべきか。あらんかぎりの鍛錬を積み重ね、いざ本番では自身の煩悩や損得、雑念を消し去り、目の前のことだけに没頭する。
「それによってメンタルはもちろん、ピッチングスタイルも含め、僕のなかでは180度変わった感覚があります。考えていることも、打ち取り方もこれまでとは違います」
高卒プロ10年目、輝かしい瞬間も苦しい時間も経験してきたからゆえの心境なのだろう。浜地は生まれ変わった——。

