オリンピックPRESSBACK NUMBER
「息子を保育園に迎えに…幸せです」女子カーリング吉村紗也香が明かす引退の真相「産後の競技生活はハードで」「また4年、覚悟が持てませんでした」
posted2026/09/22 11:02
フォルティウスのスキップとして活躍した吉村紗也香。札幌で引退の真相、カーリングへの思いなど幅広く語ってくれた
text by

石川仁美(Number編集部)Hitomi Ishikawa
photograph by
NumberWeb
ミラノ・コルティナ大会で念願のオリンピック出場を果たした、フォルティウスの吉村紗也香が2025-26年シーズンを最後に現役生活の幕を下ろした。小学4年生で競技を始め、16年かけて五輪の夢を追いかけてきたカーラーは、どんな思いで選手生活を送ってきたのだろうか。25年間のカーリング生活、そして引退を決意した理由を真夏の札幌で語ってもらった。〈全3回の1回目〉
「肩の力が抜けた」引退後の穏やかな日々
――引退からまだわずかな時間ですが、今はどんな気持ちでいますか。
「まだ、選手時代と比べて時間の流れがゆっくりだなと感じています。選手だった時は練習やトレーニング、そして家庭のこともあったので1日が過ぎるのをすごく早く感じていました。今は現役時代から所属している社会医療法人柏葉会で広報業務を担当しています。8時半から17時まで働いて、終わったらそのまま保育園へ息子を迎えに行く生活です。現役選手を終えて気持ち的には穏やかな感じで、生活の部分ではなんだかんだバタバタしています(笑)」
ADVERTISEMENT
――選手生活はメンタルへの負担が大きかったのではではないでしょうか。
「少し肩の力が抜けたように感じています。妊娠で1年お休みして復帰した後は、特に大事な2年間でした。2025年の日本選手権での優勝、その後の日本代表決定戦を勝ち抜き世界最終予選でオリンピック出場枠を獲得すること、そしてオリンピックと気の抜けない戦いの連続でした。選手生活を終えた今は子供との時間が増え、穏やかな気持ちでいるかなと思います」
五輪を前に固めていた「引退」の決意
――オリンピックを経て引退を決断されましたが、ご自身のなかで納得のいく決断だったのでしょうか。
「シーズン始まる前から決断をしていたので、やり切って終われたと思っています」
――そう感じている理由は?

