甲子園の風BACK NUMBER
「何者?」甲子園騒然の音、“天才トランペットおじさん”の謎…じつは人気バンドと共演“スゴい人物”だった「高校野球は儚さがいい」「とにかく別格」
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梅津有希子Yukiko Umetsu
photograph byYukiko Umetsu
posted2026/08/15 06:00
「明徳のトランペット、何者ですか?」。甲子園アルプスにいた“天才トランペットおじさん”とは(写真は明徳義塾アルプス)
「本間さんは、大学時代からパワフルでバリバリに吹いていてすごかった。当時はクラシック音楽がメインだったので、野球応援みたいなポップス曲をやっていたわけではありませんが、それでも当時から目立っていましたね」(川内氏)
「肉を食べると調子がいい」
トランペッターとして「唯一無二の存在になりたい」と話す本間氏は、現在も毎日の練習は欠かさず、食べ物にも気を遣うなど非常にストイックだ。
「仕事が終わると、365日欠かさず毎日練習します。近所に河川敷があるので、1時間は吹きますね。いつでもベストコンディションで吹けるように、体調管理は気をつけていますが、特に食べ物にもこだわっています。以前、本番前日に何を食べれば一番パフォーマンスを発揮できるかを研究したことがあって、僕の場合は肉を食べるのが一番調子が良かったので、昨晩もしっかり肉を食べましたよ。これは絶対ですね」(本間氏)
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「あんなすごいハイトーンは、どうやったら出せるのか」と思っているトランペット吹きも多いことだろう。筆者もトランペットを吹いた経験があるが、高音は誰でも出せるわけではなく、苦手な奏者も少なくない。体格や唇の使い方、息の入れ方などさまざまな要素が絡み合い、高音が得意な奏者「ハイノートヒッター」が生まれるのだ。
「これはもう、練習あるのみですね。あとは、唇をラクに振動させられる位置を探す、息の入れ方を研究するなど。『こうやれば誰でも高音が出せる』という正解はないので、努力と研究あるのみだと思います」(本間氏)
「甲子園の儚さに魅了された」
独特の凄みとパンチのある音色と違って、いたって謙虚でどこまでもストイックな本間氏。高校野球は「負けると終わりというところに心を打たれる」といい、年間100試合以上あるプロ野球には、あまり関心が向かないという。
「球児たちは、血の滲むようなものすごい努力をして甲子園にたどり着くのに、負けるとそこで終わってしまう。その儚さに魅了され、スタンドから自分なりの音で応援できれば、力になれればという思いでここまでやってきました。これからもずっと、この聖地で応援し続けたいですね」(本間氏)
LINEで連絡をくれた東邦高校マーチングバンド部監督の白谷峰人氏も、トランペット奏者。

