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「Jリーグは選手を安売りしすぎ」!? ヴィッセル神戸フロントが明かす「交渉術の舞台ウラ」…三木谷浩史会長から出された“2つの宿題”とは?
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byVissel Kobe
posted2026/09/29 11:03
2023年からヴィッセル神戸のスポーツダイレクター(SD)を務める永井秀樹さん。常勝軍団をいかにして築いたのか
Jリーグを代表する外国人FWを獲得できた背景に、代理人との連携があった。
「詳しくは言えませんが、さまざまな理由からエリキのレンタル移籍の可能性が出てきたという情報をつかみ、すぐに代理人を通してアプローチしました。エリキの給与は安くないので、チームとしてもレンタルで出した方が経済的な合理性があるという判断もあったと思います。
町田さんとしても優勝を争うライバルにレンタルするのは判断しづらかったと思いますが、最終的に『神戸だったら』とゴーサインを出してもらえました。
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エリキの代理人は弁護士でブラジルに住んでいるのですが、もし日本サイドで複数のクラブを天秤にかけるような代理人がついていたら、話が進まなかったかもしれません。早い段階で代理人、そしてエリキ本人と合意できたのが大きかったです」
エリキは2026年2月からハーフシーズンで開催された「百年構想リーグ」では町田に戻ったが、26-27シーズンに向けて再び神戸に加入することが決まった。
「エリキはヴィッセルに対して非常にいい印象を持ってくれており、神戸に戻ってきてくれました。サポーターやファンの中には『百年構想リーグ前に獲得してほしかった』と思う方もいるかもしれませんが、そのときよりも獲得コストが下がっています。経営面でも合理的な獲得になりました」
永井SDは2022年3月に神戸の強化責任者に就任したとき、三木谷会長から2つの「宿題」を出された。1つは神戸を常勝軍団にすること、そしてもう1つは神戸の経営を黒字化することである。
永井SDは2024年4月に楽天ヴィッセル神戸株式会社の取締役に就任し、強化面だけでなく経営面の責任も負っている。
結果とともに求められる“経営面の課題”
黒字化を目指すうえで力を入れ始めているのが、選手移籍による違約金の獲得だ。
「神戸を常勝軍団にするという目標へはJ1を2連覇と天皇杯優勝、百年構想リーグ優勝で手応えを得ていますが、黒字化という目標にはまだ少し距離があります。サッカークラブの経営は入場料収入、スポンサー収入、放映権、マーチャンダイジングという4本の柱があり、千布勇気社長を中心にクラブスタッフの頑張りによって、ホームゲームはすでにたくさんのファン・サポーターの方にご来場頂いています。ここからさらに収益をあげるとなると、5本目の柱として移籍金による収益をあげていかなければならないと考えています」
日本人選手が移籍金ゼロ、もしくは安い移籍金でヨーロッパへ旅立ってしまうことは、Jリーグにとって喫緊の課題だ。

