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日本人審判は本当に「レベルが低い」のか? じつは“W杯3大会連続ゼロ”の厳しい現実…「槙野発言」論争の意義をブラジル人記者と議論する

posted2026/11/07 11:21

 
日本人審判は本当に「レベルが低い」のか? じつは“W杯3大会連続ゼロ”の厳しい現実…「槙野発言」論争の意義をブラジル人記者と議論する<Number Web> photograph by Kaoru Watanabe/JMPA

西村雄一氏は2010年、14年と2大会でW杯本大会主審を務めた。ただその後、日本人レフリーが笛を吹いていない現実もある

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沢田啓明

沢田啓明Hiroaki Sawada

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 J2藤枝MYFCの槙野智章監督のテレビインタビューでの発言を契機に、Jリーグのレフリングの質についてサッカーファンの中で大きな話題となっている。日本通ブラジル記者のチアゴ・ボンテンポ氏と世界的な傾向を議論するとともに、日本人レフリーのレベルについて考えた。

7億円…高コストなVAR導入と世界基準

――フットボールの母国イングランドでは、プレミアリーグには2021年8月からVARが導入されているが、チャンピオンシップ(2部)には導入されていない。リーグはフットボール・ビデオ・サポートというVARの簡易版(1試合に2回、監督がビデオ判定を要求できる)の導入をクラブに提案したが、クラブ側が負担増とスタジアム設備の問題、さらにはファンが遅延を嫌うことなどを理由に拒絶。プレミアリーグとの入れ替え戦でのみVARが使用されています。

「VARの導入に関してはブラジルの方がイングランドより先を行っている、ということだね」

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――J2以下のカテゴリーにVARが導入されていない理由として、Jリーグは機材を全スタジアムに設置するには7億円程度の費用を要し、さらにVARを担当する審判の育成にも多額の費用が発生することを挙げています。

「それはその通りなのだろう。しかし、ブラジルなど世界のいくつかの国では2部でもVARが設置されているのも事実だ」

――ブラジル以外にも、スペイン、ドイツ、ポルトガルなどでは2部でもVARが導入されています。

「すぐにVARが導入できないのであれば、イングランドのチャンピオンシップが提案したVAR簡易版のような代替案を真剣に考えるべきではないか。少なくとも、明らかな誤審と重大な誤審は早急に減らさなければならない。先に話したように、それによって最も大きな恩恵を被るのは審判員たちなのだから」

【次ページ】 日本人審判の技量…どう評価する?

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