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「本田圭佑は興味深い候補だが…」トルシエと“最も近い記者”最期の対話「ありがとう、ありがとう」「君が日本と私をつないでくれた」《追悼・田村修一さん》
text by

田村修一Shuichi Tamura
photograph byTakuya Sugiyama
posted2026/08/07 11:03
田村さんは数十年にわたりトルシエと交誼を結んできた。最後となってしまったインタビューでもトルシエは忌憚のない意見を聞かせてくれている
「それでも、今回示したような、日本のサッカーのエコシステムは最高のもののひとつだ。もしかしたら世界一かもしれない」
——先ほどおっしゃっていた個の力、個性のような分野にまだ日本の伸びしろがあるとすると、それについてどう考えますか?
「おそらく、別のマネジメントが必要になるだろう。森保は監督から退きたいようだと聞いたが……(注:この取材後に半年間の留任が発表された)。もちろん、それは森保とJFAが決めることだ。森保は非常にいい仕事をしてきた。アジアナンバーワンのタイトルであるアジアカップこそ獲得できなかったが、それでも日本代表監督の最多勝利記録を持っているのだろう? 2度のW杯で決勝トーナメントに導いたのは素晴らしい業績だ。
外国人監督、あるいは本田圭佑のような人物が必要だろう
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だが今、このグループをさらに前進させるためには、おそらくまた違うメッセージが必要だろう。外国人監督によるメッセージや、あるいは本田圭佑のような人物ということだ。本田は代表監督に関心を示していると聞いた。彼は反骨精神を持ち、海外経験も豊富で、個性があり、違うものをもたらせる人物だろう。もちろんしっかりとしたスタッフのサポートが必要だが、私からすると、検討する価値のある興味深い候補だと思えるが」
——今のところ、JFAの優先事項は森保監督の続投、そして次の選択肢は大岩剛か、名波浩コーチだと言われているようです。
「名波か大岩、特に名波なら、森保のやり方に影響を受けた継続性の路線になるわけだ。本田のような人物なら、外国人監督のような断絶が生まれるだろう。継続性か断絶か、これは難しい問いだ。もし森保が退くのなら、自分ならどちらかと言えば断絶の方向性を選ぶが。日本のDNAを別の形で演出するために」
——時にはそういうことも必要かもしれません。いつも同じメンタリティ、同じ雰囲気で続けていると次第に縮小していくかもしれない。

