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「なんか、プレーをやめちゃった感が…」ブラジル戦、冨安健洋が指摘した“主体性の欠如”とは? 堂安律も「負けるべくして負けた」と悔やむワケ 

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佐藤景

佐藤景Kei Sato

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photograph byKiichi Matsumoto/JMPA

posted2026/07/02 11:03

「なんか、プレーをやめちゃった感が…」ブラジル戦、冨安健洋が指摘した“主体性の欠如”とは? 堂安律も「負けるべくして負けた」と悔やむワケ<Number Web> photograph by Kiichi Matsumoto/JMPA

ブラジルの猛攻に耐え続けた日本だったが、冨安はそこに「主体性」という課題があったと指摘した。いったいどういうことか?

「負けるべくして負けた」

 カタールW杯において、日本はドイツやスペインを相手に、ボール保持率20%、30%台という極端な割り切りの中で歴史的な勝利を収めた。そこからの3年半、チームが取り組んできたのは、その保持率を「3%でも4%でも上げていく」ことだった。

 それは引いて守るだけでなく、自分たちでボールを動かしながら主体的にゲームをコントロールする時間を増やすプロセスだったはずだ。しかし、ブラジルが一発勝負の舞台で本気のプレスを仕掛けてきたとき、日本は再び過去の苦しい戦い方へと押し戻されてしまった。堂安律はその現実を厳しく指摘した。

「戦術カタールからポゼッション率を3%でも4%でも上げていこうとしてきた中で、今日はどうしてもドイツ戦、スペイン戦みたいな戦い方になってしまったことは、やっぱり課題でした。試合を振り返れば……負けて悔しいからあまり言いたくないですけど、負けるべくして負けた試合だったと思います」

「守備時でも主体的にやる」

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 耐え続けていた日本は、後半のアディショナルタイムに、最も残酷な形で課題が失点へと直結してしまう。自陣深くでボールを奪い、攻めに転じようとした一瞬の隙を突かれてプレッシングを受け、ボールを奪い返された。そこから素早く展開され、ゴール前のガブリエウ・マルチネッリにシュートを許した。必死のブロックも届かず、ボールはゴールへと吸い込まれた。守備から攻撃への切り替えの局面を狙われた末の被弾であった。

 試合後、冨安が残した言葉には、日本サッカー界全体が真剣に向き合うべき本質が含まれていた。

「ボールを持っている、持っていないにかかわらず、守備時でも主体的にやることができないと、彼らとは対等に渡り合うことはできない。けれど、それがわかっていたからこそ、ワールドカップで勝つために、こういう戦い方を貫きましたし……着実に少しずつ前進はしていると思います。でも、本大会でブラジルだとか、他の国も含めて、そういう国にどう勝っていくかっていうところは、個人的にはまだまだなんだろうなと思います」

【次ページ】 目指すべき方向性は?

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