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スウェーデン戦MVPは前田大然でも鈴木彩艶でもなく「命を懸けていた」“あのMF”…ではなぜ後半やや苦しんだのか? 現場記者が見た「2つの理由」
posted2026/06/27 11:01
W杯スウェーデン戦のスタメン。現場取材記者が語ったMVPと、後半苦しんだ理由とは
text by

ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph by
Kiichi Matsumoto/JMPA
スウェーデン戦MVPは前田でも彩艶でもなく…
――スウェーデン戦、今大会初先発した瀬古歩夢選手の安定したプレーには、理由があったのでしょうか?
「試合前に同じく初先発となった菅原由勢選手と『この試合で先発できて最高やな!』と話していたそうです。瀬古選手によると『この舞台にせっかく出ているんだから、誰もがこうやってプレーできるわけではないのだから、楽しまないと損だと思ってプレーできた』と話していました」
――頼もしいですね。
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「普通に考えればW杯初先発となると、相当緊張するはずなんですけどね。そういうマインドでこの舞台に立てるのは、日本代表の基準が上がってきた何よりの証拠ですね」
――ミムラさんから見た、日本のMVPは誰ですか?
「前田大然選手も鈴木彩艶選手も素晴らしかったですが……田中碧選手ですね」
――相手を吹っ飛ばしたり、抜き去ったり、田中選手が攻守において効いていました。
「スウェーデン戦では、日本代表の試合に命を懸けていると感じるほどの凄みでした。試合終了のホイッスルが鳴った瞬間にピッチに座り込みましたから。全てを出し切る覚悟を感じました」
――ミムラさんは前回のチュニジア戦でも彼の奮闘を挙げていましたが、やはりコンディションが良いのでしょうか。
「活躍した理由は、日常の基準の高さですよね。世界の最高峰であるプレミアリーグでは、昇格したチームがすべて1年で降格するという状況が続いていました。ただ、田中選手が所属するリーズは昇格初年度に残留を決めた。そして、原動力となったのが彼ですから。田中選手は試合後、こう話していました。『自分が普段からやっている部分が出ているなというだけ。まだまだできる事もあるし、課題もたくさんあるので。そこはそんなに満足していないというか、もっと、もっとやらないといけないなと』と」
――なるほど。
「プレミアリーグでレギュラーを張る選手の凄みを見せましたが、彼の中ではチームを勝利に導けなかった悔しさが強かったようです。ただ、『世界のトップ・オブ・トップのブラジルに対してどれだけやれるかが1つキーになると思う』とも語っていましたね」
前半は狙い通りの戦い方だったが
――そもそも今日の試合をミムラさんはどのように振り返りますか?

